この写真は、FHPGの浜松オフの帰りに撮影したもの。JR東海が313系を投入するのにあわせて、中央西線で使用されている165系が引退することは、私も何回か耳にしていた。もう165系を撮影できるのも最後かもしれない…。ちょうど松本駅で乗り換えとなった私は、165系がやってくることを願っていた。
そして、撮影できたのがこの写真。なんと、165系の並走シーンである。165系が２編成並んでやってきたのには、さすがにびっくりした。全国でも数少なくなった急行型、それも湘南色の165系が並走しているシーンは貴重だろう。しかもその横には、スーパーあずさ用E351系や大糸線用E127系も一緒に写っている。本当はもっと近付いてから撮りたかったのだが、到着列車のスピードが速かったためシャッターを早めに切ってしまい、しかもこれでフィルムが終わってしまったので、この写真しか撮れなかった。
左手が到着列車（835M・16:41着）、右手の列車は、左手の列車に増結されて、唯一の松本発 名古屋行き（840M）になる。その証拠に、左手の列車の方向幕は「名古屋」になっている。
上の写真は、右手の列車の先頭部を拡大したものである。ノイズが多いのはご勘弁頂いて(^^;、方向幕が「名古屋」になっているのが、何とか判別できると思う。知っている人は知っていると思うが、この列車は名古屋着のあと、そのまま関西本線の亀山行きとなる。JR東海の管内を縦断（横断か？？）するという、すごい列車でもある。
７月15日（一部は14日）から、これら165系使用の列車も313系3000番代に置き換えられた。JR東日本（長野区・松本区）の169系とあわせ、これで長野県内のJR線を定期列車として走る急行型電車は皆無となった。残ったのは、JR東日本からしなの鉄道に譲渡された169系（快速みすず用改造車）のみ。塗色はしなの鉄道色にかわってしまっているが、末永く活躍してほしいと思う。
※撮影の1ヶ月後、FTRAINJのJR東海会議室でこの並走シーンの話が出ました。